アシドフィルス菌&ビフィズス菌との違い

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アシドフィルス菌とビフィズス菌はどう違うの?

 

有益なヨーグルトの開発

 

ヨーグルトはお好きですか。

 

ヨーグルトにフルーツをのせて食べるは、デザートとしても美味しいし、腸の健康ひいては美肌を作ることまでつながっていて一石二鳥という感じがしませんか。

 

ヨーグルトに使われている乳酸菌というと、ブルガリア菌とサーモフィルス菌、ビフィズス菌、アシドフィルス菌などが有名です。

 

最近、ヒト由来の乳酸菌としてビフィズス菌やアシドフィルス菌が注目されていますがビフィズス菌とアシドフィルス菌はどう違うのかご紹介します。

腸内に棲む菌と腸内に棲んでいない菌

前述の4つの菌を腸内に棲む菌と腸内に棲んでいない菌に分けると次のようになります。

 

・腸内に棲む菌:ビフィズス菌、アシドフィルス菌

 

・腸内に棲んでいない菌:ブルガリア菌、サーモフィルス菌

 

 

腸内に棲む菌が注目されている理由は、生きたまま腸に入りそこで定住して腸内細菌の善玉菌のバランスを取ったり、悪玉菌の増殖を抑えることです。

 

悪玉菌の増殖を抑えることにより、腸内腐敗が減り有害物質の発生も減ってきますので健康にもつながってきます。

 

人体にとって有益な作用をもたらす生きた乳酸菌を腸に届けるなら、もともと腸内に棲んでいるアシドフィルス菌やビフィズス菌を届けるのが一番といえます。

アシドフィルス菌とビフィズス菌との違い

どちらも、腸に棲み有用な菌ですが性質に違いがありますので、みていきましょう。

 

好気性と嫌気性

 

<アシドフィルス菌>

 

空気に強く、生きたまま腸に届きやすい。

 

<ビフィズス菌>

 

空気に弱く生存期間が短い。

 

ヨーグルトに入っているものは製造後7〜10日で死んでしまいますので、賞味期間内に食べる必要があります。

 

 

耐酸性

 

<アシドフィルス菌>

 

胃酸や胆汁酸にも耐え、腸まで届きやすい。

 

<ビフィズス菌>

 

胃酸や胆汁酸に弱く、pH4.8以下で死滅する。

 

 

発酵性

 

<アシドフィルス菌>

 

発酵時に乳酸のみを生成するので、醗酵時のにおいなどにクセがない。

 

<ビフィズス菌>

 

発酵時に乳酸と酢酸を作り出すため、醗酵時に味やにおいに独特のクセがある。

 

 

耐温度性

 

<アシドフィルス菌>

 

温度に強い。

 

<ビフィズス菌>

 

温度に弱く、液状では菌の生存期間が短い。

 

 

保存性

 

<アシドフィルス菌>

 

温度管理が良ければ、菌は長く生き保存がきく。

 

<ビフィズス菌>

 

温度や空気に弱く、保存期間が短い。

 

 

同じ腸内に棲む菌でも、ずいぶん性質が違いますよね。

 

これらの菌を利用するには、菌の性質を知って有意義に利用することも大事です。

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