高齢者はお通じが悪くなりやすい!原因と改善法

高齢者はお通じが悪くなりやすい?その原因と改善法

 

高齢者の便秘

 

厚生労働省が実施している国民生活基礎調査の平成25年版では、
お通じが悪いと訴えている方が、

 

・男性:年齢を通した平均で1000人中26人

 

・女性: 〃       1000人中48.7人

 

となっています。

 

 

この率は若い人ほど低く、例えば50〜59歳では

 

・男性:年齢50〜59歳で1000人中14.4人

 

・女性: 〃     1000人中40.6人

 

 

ところが高齢者になるとお通じが悪いと訴える方はさらに多く
なってきます。

 

 

・男性:年齢65歳以上で1000人中75.6人

 

・女性: 〃     1000人中89.3人

 

これらのデータから分かることは、お通じが悪いのは年齢を通し
男性より女性の方が多い、65歳以上の高齢者ではお通じが悪いと
訴える方が多いということです。

高齢者になるとお通じが悪くなりやすい原因

 

高齢者になるとお通じが悪くなりやすい原因は、次の3つが挙げられ
ます。

 

食事の量が減る

 

 高齢者になると消費エネルギーが減ってくるため、どうしても
 食事の量が減ってきます。

 

 したがって、便の元が少なくなるので排便回数も減ってきます。

 

 また、水分の摂取が少なくなっているのも原因です。

 

 排尿が面倒で水分をあまり摂らないようにしていると、便に
 含まれる水分も少なくなり硬い便になり腸を移動しにくくなり
 ます。

 

 このため、お通じが悪くなる原因となります。

 

 

加齢により副交感神経の働きが低下

 

 腸のぜん動運動は交感神経が優位になると動きが弱くなり、
 リラックスして副交感神経が優位になると活発に動くます。

 

 ところが、加齢に伴って副交感神経の働きが低下してくる
 ため、腸の動きが悪くなり便が滞留し硬くなって出にくく
 なってしまいます。

 

 

便を押し出す力が弱くなる

 

 加齢により排便時に必要な腹筋や肛門括約筋が弱くなって
 しまうため、便を押し出しにくくなります。

 

高齢者や女性に多い便秘は「弛緩性便秘」と言われています。

 

弛緩性便秘は、腸が便を押し出す力が弱いため腸内の滞留時間
が長くなり、水分が吸収され過ぎてカチカチの便しか出ない
状態をいいます。

高齢者のお通じの改善方法

高齢者のお通じが悪くなる原因でも説明しましたように、
食事の量が減ってきていることや、腸のぜん動運動が弱く
なっていることが大きな原因です。

 

なので、便の元になる食事や腸の動きが活発になるように
することがお通じの改善方法となります。

 

食生活の改善を中心にまとめてみました。

 

 

食物繊維の多い食事をする

 

食物繊維の多いきのこ

 

 腸の動きを活発にするには、三度の食事をしっかり摂る
 ことにより腸も動き、便になる内容物も増えてきます。

 

 特に、食物繊維は消化・吸収されないで腸まで届きます
 ので、腸の動きを活発にします。

 

 食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類が
 あります。

 

 水溶性食物繊維は、果物・海藻・きのこなどに含まれるもの
 で、不溶性食物繊維は、穀物・芋類・野菜などに含まれます。

 

 不溶性食物繊維に偏るとお通じがさらにひどくなりますので、
 注意が必要です。

 

 理想的なバランスは、

 

 水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2

 

 とされています。

 

 

乳酸菌やビフィズス菌を摂る。

 

ヨーグルトとプルーン

 

 ヨーグルトや乳酸菌サプリで乳酸菌・ビフィズス菌を摂ると
 腸内の善玉菌が増えてきて腸内環境が改善されます。

 

 腸内環境が改善され、善玉菌が優位になると腸内が酸性に
 傾き、腸のぜん動運動が活発になります。
 
 また、悪玉菌も減りお通じが改善されてきます。

 

 

オリゴ糖を摂る

 

オリゴ糖を含む玉ねぎ

 

 オリゴ糖を摂るのも腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善させます。

 

 オリゴ糖を含む食品には、きな粉、ゴボウ、玉ねぎ、納豆、バナナなどが
 あります。

 

 

 

適度な水分を摂る

 

 歳を取ると喉が渇いても感じ難くなるので、水分が不足しがち
 です。

 

 小水にいったら水を飲む習慣にするのもいいかもしれません。

 

 冷たい水は刺激になるので、ぬるま湯やお茶で水分補給を
 しましょう。

 

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